アルデビル:ロンドンからロサンジェルスまで芸術の一枚を追いかけて

ロンドンは、最新のトレンドやアバンギャルドを代表する世界の首都の一つとして有名ですが、世界遺産が多く登録されている都市としても名が知られています。あなたがもしロンドン旅行をご計画中で、ペルシャ絨毯に情熱をお持ちでしたら、ロンドンはあなたに特別な時間をもたらすことでしょう。世界で最も興味深い博物館の一つであるヴィクトリア&アルバート博物館では、手織りのペルシャ絨緞で最も有名な、アルデビル絨緞が保管されています。

定期的に私たちのブログをお読みいただいている方は、おそらく、この名前に精通しているかと思います。アルデビル絨毯は、世界最古と言われる絨緞で最も美しく大きな絨緞の一つとして歴史的に重要な一枚です。

こちらのアルデビル絨緞は、2006年にヴィクトリア&アルバート博物館の42番面の部屋に設けられた、イスラム美術のジャミールギャラリーの中央に配置されたケースの中で保管されています。

ロンドンをご堪能いただいた後は、もう一枚のアルダビル絨毯をロサンゼルスカントリー美術館にて御覧いただけます。

もともと2枚の絨緞は、16世紀半ばに恐らくタブリーズ市の王室用繊維工房にてサファヴィー朝のシャー•タフマースブの統治の間に完成されたものだと言われています。2枚の絨緞は、アルダビルモスクの装飾用として使用されていましたが、1840年頃に都市が地震に見舞われ、その結果モスクの修復のための資金を調達するために両方の絨緞はイギリスの絨緞販売店に売却されたと信じられています。その後、小さい方の絨緞は、大きい方の絨緞の修復用の犠牲となり、修復された絨緞はロンドンのビクトリア&アルバート博物館へ売却されました。

絨緞は、歴史を通じて様々な場所で保存され、1953年にロサンゼルスの博覧会公園の科学、歴史、芸術博物館に寄付されました。

これら2枚のアルデビル絨毯は歴史に強い影響をもたらし、多数のコピー製品が歴史を通じて製造されています。例えば、ヒトラーは彼のベルリンのオフィスでアルデビル絨緞を所持しており、この絨緞はダウニング街10番地の英国政府の本部でご覧いただけます。 

アルデビル絨緞は手織り絨緞の代表的な例ですが、他の印象的でユニークな手織り絨緞も見つけることができます。当社のウェブサイトでは、美しいアルデビル絨緞の幅広いセレクションをご用意しており、 モダンなお部屋とクラシカルなスペース、小さめのお部屋に大きな違いをもたらし、偉大な価値を生み出す事でしょう。

アルデビル絨緞についての興味深い事実:
3500万ノット
8〜10人の織職人によって手織りされた
完成まで3年を要した

画像:
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館、イスラム美術のジャミールギャラリーの中央に配置されたアルデビル絨緞


中央&下の画像:
ロサンゼルスカントリー美術館に配置されたアルデビル絨緞

アルデビル絨緞のセレクションをご覧いただくには、CarpetVista.jpまでご訪問ください。


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